日独韓共同修士プログラム TEACH

日独韓共同修士プログラムTEACH

TEACH

Transnational European and East Asia Culture and History

- ダブルディグリープログラム -

プログラム内容(TEACHとは)

TEACHとは

Transnational European and East Asian Culture and History (TEACH)とは、日本の筑波大学、ドイツのボン大学、そして大韓民国の高麗大学という3大学が共同で運営する、人文社会科学分野の大学院生(博士前期課程)のためのオプショナルプログラムです。

TEACHに参加する学生は、中間論文と修士論文を提出することにより、ダブルディグリー(修士号+第2修士号)を取得することができます。筑波大学からTEACHに参加するには、人文社会科学研究群の国際日本研究学位プログラム、あるいは国際公共政策学位プログラム(博士前期課程)に入学後、TEACHへの参加を認められることが必要です。定員は各大学とも一学年5名です。ボン大学や高麗大学からTEACHに参加する院生と共に学年単位でチームを作り、日独韓の3大学を一学期毎に渡り歩いて議論し、学び、論文を書くことを通じて、3大学の教員から指導を受け、ふつうの修士課程では得られないダイナミックな認識と経験を得ることができるでしょう。

なお、TEACHプログラムは2019年10月のボン大学での入学者を最後に、筑波大学人文社会科学研究群がスタートするまで、2020年4月からの新規入学者募集を見送りましたが、2020年10月から、ボン大学からの新規入学生4名を加えて再びスタートしました。ただ、今年度は新型コロナウイルス感染拡大により留学することが困難な状況が続くため、個別にオンラインでの対応などを続けているところです。

連携大学と運営

連携大学

ボン大学(ドイツ)

高麗大学(韓国)

運営

TEACHプログラムは筑波大学・ボン大学・高麗大学による準備を経て、2013年3月にまず高麗大学からスタートしました。同年10月からボン大学、2014年4月からは筑波大学からの学生も加わり、運営されています。

TEACHは筑波大学、ボン大学、高麗大学の3大学の人文・社会科学系の研究科・研究群によって共同で運用されます。3大学は共同でTEACH運営委員会を構成し、プログラムを運用します。TEACH運営委員会には各大学からそれぞれ2名ずつの教員から構成し、TEACH学生の選抜や、学生の研究・成績管理を責任を持って行います。むろん、TEACHに属する院生も所属は母校となる各大学(たとえば筑波大学人文社会科学研究群)ですから、その規則に則って学修し、論文を書き、その学位を取得することになります。TEACH所属の学生は、例えば国際日本研究学位プログラムに入学した後、TEACH独自のカリキュラムに沿った学修をし、筑波大学とボンまたは高麗大学のそれぞれに論文を提出することで、それぞれから修士号を授与されます。

活動報告

  • TEACHプログラムでは、日独韓の各キャンパスで、授業に加えてExkursionを行なっています。筑波大学からは毎年、佐倉市の歴史民俗博物館や靖国神社を、ボン大学からは日本領事館やDAADなどを訪れて活発な議論を行います。
  • TEACHプログラムは、正式に発足する前から、公開でTEACH準備セミナーを開いてきました(第1回は2012年3月2日~5日、ボンにて開催)。2013年8月の第4回セミナー以来、「TEACH公開セミナー」を、インターウニ・ゼミナール(http://www.interuni.jp/)と合同で春と夏に開催しています。TEACH公開セミナーはTEACHのオープンキャンパスとして位置づけられていますので、国際的・学際的な学びや議論に関心のある方は、こちらのセミナーへの参加も歓迎いたします。また、春学期には筑波大学でTEACHの授業が行われていますので、お申し出いただければ授業見学も随時可能です。